研究室内でVDIを設置したいと考えています。
理由は、情報系の大学としてはなんとも情けないものなのですが、、、

理由

情報系の研究室なので、もちろん一人一台PCがあります。
でも、それらのPCが非常に性能の良くないものなんですね。
Core2DuoのPCが研究室の大半を占めています、、
YouTubeもまともに見られない有り様で、これはよくないと。(もちろん、休憩中ですよ?あせあせ)
幸いにも、モンスターマシンが余っているので、これにクライアントPCを集約できたらどれだけ幸せかと!

実現できるの?

モンスターマシンと言いましたが、実際はDellのブレードサーバです。
スペックは、以下のとおりです。

  • Intel Xeon X5550 * 2
  • 96GB Memory
  • NIC いっぱい

いち研究室のVDIのホストにするには十分な性能なんじゃないかと。

性能は上がるの?

一番の問題点なのですが、実現したとして性能は上がるのかどうか。
計算してみました。

満たす必要のある条件が一つだけあります。それは人数です。 20人分は確保しなければなりません。
単純にメモリを20分割すると、

96 / 20 = 4.8

一人あたり、4GBほどメモリを使用できるようです。
将来的にメモリを128GBに増設した場合、

128 / 20 = 6.4

6GBほどメモリを利用できる計算になります。
動的プロビジョニングを行えば、それなりに高性能なVMを扱うことができると思われます。
#CPUの割り当てが足りるのかとかはわかりません。

課題は?

課題として、GPUの対応が挙げられます。 解決策としては、以下の方法が挙げられます。

  • 希望者には、個別にPCを用意する。
  • 希望者には、GPUパススルーを行う。
  • vGPUを利用する。

NVIDIA GRID vGPUや、Hyper-V RemoteFX等、GPU仮想化技術が普及レベルに近づいています。
これを利用したいですね。設定方法はこんどアップします。

クライアント端末について

VDIには、高性能なクライアント端末は必要ありません。
Windowsタブレット程度の性能があれば十分すぎる感じです。

以下の様なものを考えています。

  • Windowsタブレット
  • Raspberry Pi
  • Liva

なぜか伝統的に全員がデュアルディスプレイなので、デスクトップを用意するならLivaかなあと。
Raspberry Piには、シンクライアント専用OSが存在しますね。
これです。

Raspberry Pi Thin Client project

あとは、複数台Windowsタブレットがあれば、現資産も有効活用できるでしょう。

まとめ

とりとめもなくなってしまいましたが、意義と構想についてはこんな感じです。
もし、うちの研究室でもVDIやりたいぞ!って方の参考にでもなったら幸いです。
もし、もうやってるぞ!って方がいらっしゃったら、教えて欲しいのでコメントください、、、